<撮影対象> 南阿蘇村の水張り水田<撮影期間> 平成28年4月1日(金)~平成29年1月20日(金)まで
2017.2.20 熊日フォト・サークル副会長 小崎宇一さまより総評コメント
昨年4月、震度7強の大地震が相次いで襲った熊本地震。県内各地で家屋や道路の損壊など甚大な被災を被りました。あれから間もなく1年を迎えます。各地で復興工事が行われていますが、阿蘇南郷谷では南阿蘇鉄道の部分開通や俵山トンネルの開通で少しずつ日常を取り戻しています。
そんな状況下で今年も予定通り「地下水を守るんだ」の写真コンテストが実施されました。心配された応募数も皆様のご協力で前年を上回り、作品の仕上げにも向上が見られました。特に冬場の雪うや氷の作品はその表現が難しく、アマチュアカメラマンの腕の見せ所だと思います。
さて、第4回富士フイルム杯「地下水を守るんだ」」フォトコンテストに15人49点の応募がありました。審査を2月10日南阿蘇村白水総合センターに於いて富士フイルム九州㈱西村栄一課長をはじめ6人で行いました。応募作品の中に熊本地震の直接の被災現場はありませんでしたが、カメラマンの優しい思い遣りやこれまでに見なかった新しい南阿蘇村のポイント発見が光りました。
審査の日、日本列島に今年最後と思われる寒波襲来。俵山トンネルを抜けるとそこは白銀の世界。そして終日氷点下、かなばあちゃんの寒い一日を体験し、阿蘇南郷谷の素晴らしさと撮影されたカメラマンのご苦労も実感しました。
今回入賞されました皆さん、おめでとうございます。そして次回も多くの皆さんに阿蘇南郷谷の魅力を撮り続け、応募して頂きたいと思います。