<撮影対象> 南阿蘇村の水張り水田<撮影期間> 平成27年6月1日(月)~平成28年1月15日(金)
2016.3.10 熊日フォト・サークル副会長 小崎宇一さまより総評コメント
昨今の異常気象には泣かされました。昨年8月、台風15号の爪痕は未だ全治に至らず、年が明けて1月には大寒波、交通機関も大混乱でした。吉報としては立春を過ぎた2月27日、草千里で48年ぶりに野焼きが行われ、広大な阿蘇の草原では今年も野焼きが始まりました。そして今、南阿蘇村の随所で見られる「水張りたんぼ」。深々と冷え込んだ朝、薄氷に覆われたその「たんぼ」に小雪舞う光景は、まさに一幅の絵です。五岳や外輪山の稜線を遠景に羊雲を写した水鏡もベストショット、阿蘇の大自然を独り占めです。
さて、第3回富士フィルム九州杯 「地下水を守るんだ」 フォトコンテストに9人29点の応募がありました。審査を2月29日、南阿蘇村白水総合センターに於いて富士フィルム九州㈱ 西村栄一課長をはじめ5名で行いました。
応募作品は年々グレードアップし、甲乙付けがたい秀作揃いですが、問題は応募数です。コンテストのテーマもそのコンセプトも申し分ないと思いますが、コンテストのPRについては村のホームページを活用し、案内チラシも広くレストランや売店に配置するなど、様々な工夫が必要かと思います。
カメラもデジタル時代を反映して一眼レフからスマートフォンなど、携帯電話まで綺麗な写真が撮れますし、仕上げも自宅のプリンターでOKです。ベテランカメラマン限定のコンテストではなく、南阿蘇村を訪れる多くの皆さんに楽しんで頂けるような写真コンテストを念願しております。
今回も沢山のご応募有り難うございました。次回もよろしくお願い致します。