第9回 富士フイルム九州杯 ”地下水を守るんだ”フォトコンテスト 入賞作品

<撮影対象> 南阿蘇村の田園風景や草原風景
<撮影期間> 令和3年41(木)〜令和4年1月28日(金)まで

特選 前田 高光 様
「山肌を焦がす野焼きの炎」
入選 河本 泉 様
「水田に舞う」
入選 桐原 研二 様
「先生、見てー。」
入選 大崎 貴之 様
「夕暮れの南郷谷」
携帯部門 特選 岡部 秀朋 様
「地下水の恩恵」

熊日フォト・サークル副会長  宮﨑 喜一 様  総評コメント

昨今、スマホでの撮影を含めれば一億総カメラマン時代と言っても過言では無い。それ故にか写真の種類、目的、用途は様々である。部門審査やテーマのあるコンテストの審査は割合し易いが、総合的コンテストともなれば審査員も一苦労である。後者にすれば荒選りの段階で作者のレベルを決め、部門別に分ける。そして部門別で上位の良し悪しを比較しつつ、入選以上位の数を集める。その後部門別を混ぜ合わせ一つにし、大賞決めを行うと言った具合だが、トップ争いが多いのも、トップ作品になる様なのが無いのも一苦労だ。

この処パソコンカメラ時代になっているが、モニターの色とプリント後の色の違いが、多くの人達の悩みの様である。パソコンを利用しての彩度の高過ぎや、シャープネスの使い過ぎが多くなかったので少々ホッとした。

今回のコンテストで目立ったのは、仕上げのまずさ、トリミングの無さだ。撮ったらそのままプリントし提出しているのや、一寸レタッチすれば良いのになされてないのが作品の完成度を下げていた。せっかく撮ったり撮れたりした作品はベストの形でコンテストへも提出したいものだ。まだまだここ南阿蘇には多くの被写体があり、眠っている被写体も発掘して頂きたいものである。