第5回『地下水を守るんだ』フォトコンテスト  入賞作品

<撮影対象> 南阿蘇村の水張り水田
<撮影期間> 平成24年11月1日(木)~平成25年2月28日(日)

特選 横田 啓子 様
「朝靄と薄氷の南阿蘇」
入選 足立 憲一 様
「南阿蘇の朝」
入選 木原 進 様
「柔らかな風と波」
入選 大津 澄雄 様
「夕焼け」
特別賞 富士フイルム賞 山川 信雄 様
「雪の大地」

2013.4.17 熊日フォト・サークル副会長 小崎宇一さまより総評コメント

南阿蘇村で知名度を誇る「一心行の大桜」、今年は例年より早く蕾がほころび多くのファンを喜ばせました。全国さくら名所100選によると、九州の人気お花見スポットランキング堂々の第一位。満開宣言に合わせたライトアップ、淡い薄紅色の山桜と菜の花のコントラストは絶品でした。

さて、第5回を迎えました「地下水を守るんだ」フォトコンテストに8名、29点の応募を頂きました。審査を4月16日、南阿蘇村白水総合センターに於いて地産地消推進協議会の吉良清一会長をはじめ事務局を含め7名で行いました。応募数はやや低調でしたが寄せられた作品はそれぞれに「冬の南阿蘇村の水張り水田」のテーマをご理解頂き、見応えのある素晴らしい作品でした。日頃見慣れた阿蘇南郷谷の光景ですが、撮影ポイントや時間帯によっては見違える様な作品に変わります。地元審査員でさえ「何処だろうか?」と頭をかかえ、急遽ご本人に確認するハプニングもありました。写真の力でしょうか。カメラアイの凄さを思い知らされた一幕です。

今回特選の横田啓子様は第3回、第4回と三連覇でした。今度の作品は水張り田んぼに薄氷が張りて、天空と大地がともに黄金色に染まる日の出前の一瞬を、見事なアングルで捕らえています。寒い冬空のロケハンから、撮影までのご苦労が伺える作品でした。

南阿蘇村の隠れた魅力発見に気軽に撮影が楽しめるデジタルカメラや作品にこだわるフィルムカメラ、それに昨今のスマートフォンやタブレットPCなどカメラも多様化しています。次回も機材にこだわらずカメラマンの感性を生かした素晴らしい作品を期待しております。