<撮影対象> 南阿蘇村の田園風景や草原風景<撮影期間> 平成31年4月1日(月)〜令和2年1月31日(金)まで
熊日フォト・サークル副会長 宮﨑 喜一 様 総評コメント
海を守るためには、増植を!と言われ、逆もまたしかりと思います。自然は自然の道理で巡っていて、その中で人の生活が営まれています。中でも自然の恵みである水は、人の生活に欠かせないものです。そんな関わりの中において「地下水を守るんだ」フォトコンテストは、日頃何気なく見過ごしている自然現象の中で、我々写真愛好家に足元を見つめ直す大切な機会を提示して頂いたテーマだと思います。
写真は表面だけでなく中身の深さも大切だということを教えてくれるものだと思います。逆にそこまで考えて撮影に当たれば、より意味深い内容の写真が撮れるということにも繋がることでしょう。
今年も「地下水」ということもあり、直接水に関わる被写体が多く、田んぼに関する作品が目立ちました。が、もう少し水の枠を広げ地下水を守ったり、豊富にしたり、貯えたりと…考えてゆけば広い分野へと被写体は広がるものと思います。
前述のごとく、画面に水が写っていなくても、内面的に水の力が及んでいるものであれば、関わりのあるものとなりましょう。
南阿蘇には、まだまだ沢山の被写体が存在します。四季、時間帯、天候等が変われば次々とシャッターが切れます。これまでにも多くのコンテストで上位入賞作として撮られている当地のスポットは少なくありません。
もっと歩き廻り、南阿蘇の良さを発見しましょう!!!