神奈川出身。幼い頃から釣りを楽しむことをきっかけに環境問題に興味をもち、大学では林業を学ぶ。
北海道での林業の仕事、アフリカで青年海外協力隊としての活動、を経て、友人のご縁があった南阿蘇村に移住。
奥さんとの出会いもあり、共に無農薬・無化学肥料で農業をやることに。就農当初は少量多品目で様々な野菜を栽培していたが、自家栽培大豆の手作り味噌の評判が良かったことから、現在のように大豆栽培を中心とした味噌づくりをするスタイルを確立した。
「心から安心して食べられる本物の味をお届けしたい」という想いで無農薬栽培の大豆を使用した味噌づくりを行っている。
大豆、麹、塩、本物の材料を惜しみなく使うことはもちろん、ゆっくりと丁寧に味噌を作ることにこだわりを持っています。
大豆は薪ストーブで時間をかけて炊くことで甘味が増し、仕込んだ味噌は麹菌をはじめとする微生物の働きを借りながら、ゆっくりと発酵・熟成させます。
農業者にとって自分の身体が資本であるが、自身の体力に限界が見えてきていることが課題。あくまでも家族経営でやっているので、できるだけ「省エネ」でいいものを作れるような、持続可能な農業ができるように工夫したい。
また、これまで南阿蘇では様々な人たちにお世話になってきたので、周りの人たちへの恩返しがしたい。具体的にはかげさわ屋の事業や商品にさらなる価値を付けられるようにし、もっと仕事を増やすなど、周囲へも広がりを持たせたい。