高島 和子

お名前:高島 和子 たかしま かずこ

屋 号:高島和子

  • 就農年
    1994年
  • 経営規模
    60a
  • 栽培品目
    水稲10品種、茶2品種、30品種以上の露地野菜
  • 従業員
    夫 (退職後) + 援農者、農業体験者
  • 使用機械
    トラクター、バインダー、ハーベスター、籾摺り機(ダップ)、足踏み脱穀機
  • 土づくり・施肥
    就農後、自家製の植物性ぼかしを用いた有機農法で耕作を行い始めた。その後、2005年から田んぼを、2009年より茶畑を自然栽培(無施肥)に移行。ここ数年は畑の半分位で植物性ぼかし、BMWの実験栽培を行っている。
  • 米はほぼ自家採取しているが、検査出荷酒米の山田錦は購入。雑穀 豆 芋類等は自家採取 野菜等は固定種を購入している。(出来るだけ自家採種をしたいが野菜類は難しい)
  • 育苗
    育苗箱に筋蒔きをしている(1箱あたり100g)ラブシートを二重掛けして田んぼの中で育苗を行う。
  • 雑草対策
    主に手取り除草。ボランティアや子供たちの農業体験を積極的に受け入れている。
  • 病害虫対策
    特に無し。(観察はする) パオパオ、霜除け、寒冷紗等の不織布を掛ける。
  • 販売方法
    産直(古い個人客)と委託のネット販売(自然派きくち村・阿蘇のなかストア、ルーツ・ピュアリィ、アムリターラ)。そのほかにも、福岡と東京のレストランに販売、パン屋に食材として出荷もしている。

有機農業を始めたきっかけ

福岡県出身の高島さんは生協を取り始めた頃から食べ物への意識が高まり、農業に興味を持つ。
福岡県でアイガモ農法を確立させた古野隆雄さんの元で援農、1990年に長陽村で農園を開いた『ぽっこわぱ耕文舎』(バイオダイナミック農法)にて研修開始。
以前から川口由一氏や福岡正信氏の提唱する農法に興味があり、有機農業には関心があった。

こだわり

米、茶、畑の一部は、自然栽培で行い、環境に負荷を出来るだけかけない農業。地域に合う作物(雑穀や野菜)を選別していっている。
「わいわい味噌」(15品種の米入り)や「古代米ブレンド」(虹のように色順にパック詰)等の商品から、生産作物の楽しさ、美味しさを伝えたい。
また、沢山の方に田畑を楽しんでもらう援農、体験等を多くしている。

今後の展望

南阿蘇村の立地から綺麗な水を地下に落とすような農業を行い、特に若い新規就農者が育つためのお手伝いをしたい。
農業と観光がセットで村の産業と考え、環境保全に多くの人で取り組むこと、沢山の子供達が育つ村作り...等、描く夢は他者と共に繋がって行くものばかりです。
村での異業種間交流ももっと進め、わくわくするような暮らしを作っていきたい。

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