大森 博

お名前:大森 博 おおもり ひろし

  • 就農年
    2021年
  • 経営規模
    400a
  • 栽培品目
    ササニシキ(天日掛け干し・普通)、イセヒカリ(天日掛け干し・普通)、山田錦
  • 従業員
    夫婦 + 農繁期のみアルバイト数名
  • 使用機械
    田植え機、トラクター、コンバイン、稲刈り機、バインダー
  • 自家採種
  • 育苗
    水苗代
  • 雑草対策
    機械除草、手取り除草、ジャンボタニシ
  • 病害虫対策
    広めの間隔で植えることで、風通しを良くすること。
  • 販売方法
    ネット販売(阿蘇のなか、ピュアリィ、渡辺商店)。根強いファンが多く、販売開始後すぐに売り切れる。

有機農業を始めたきっかけ

元々は熊本県内で雑貨屋を営んでいた。当時の趣味のサーフィンを通して、環境問題について考えるようになった。
幼い頃、お父さんから自ら育てた野菜を食べさせてもらっていた経験などから、地球環境を守る農業がしたいと思うようになった。
お母さんの介護などの理由から場所を阿蘇に決めたものの、移住者かつ新規就農者で土地を借りることが当時は難しく苦労した。
栽培品目は一番好きな「米」に絞り、米農家として勝負。高島和子さんとの出会いで自然農法を始め、試行錯誤しながら自らの農法を確立してきた。

こだわり

美味しさを追求するため、稲が倒れやすく栽培が難しいとされている「ササニシキ」 と伊勢神宮の神田で発見された「イセヒカリ」を栽培していること。
あっさりとして味わいのあるお米の味わいと稲の力強さに惚れ、作り続けている。
また、昔ながらの天日掛け干しを続けていることがこだわり。非常に手間がかかるため、南阿蘇村でも今はほとんど機械乾燥であるが、掛け干しをした米は稲の栄養が全て実に移り、旨味や甘味が強くなる。

今後の展望

今後も南阿蘇村のこの加勢地区で美味しい米を作り続けていきたい。
農業は人間関係のストレスもなく、楽しい。また、美味しい米を作りながらも、農地を守るという意識も強くある。
普通よりも高価でも掛け干しや自然栽培といった「農法の応援」として米を購入し続けるお客さんとの関係を大切に、手間を惜しまず良いものを作り続けていきたい。
10年やってきて、やっと生活が落ち着いてきたので、人を喜ばせることに取り組んでいきたいと思います。